23 言語道断 (1)12月27日 ハウス・クリーニングで生計をたてられるほどの需要。ここでは多くの人がかなりのお金を使っているということです。アメリカの景気、ブッシュ政権でぼろぼろになりつつも、まだまだ健在ということなのでしょうか。 夫が一人暮らしをしていた頃、当然のようにティナにそうじ洗濯をしてもらっていました。ナデシコが一緒に暮らし始めてからもティナをひきつづき雇うつもりだったようで、夫はナデシコに聞きました。 「ティナには隔週きてもらえばいいよね?」 ナデシコはティナには申し訳ないけれど、ナデシコが家事をするからと、その後はティナにきてもらうことはなくなりました。 自分の家の掃除と家族の洗濯、人を雇ってお金を払ってやってもらうということがどうしても考えられませんでした。ナデシコの気持ちの中では「言語道断」、そんなこと、ぜったいにダメ!何がダメなのかは言葉ではっきりと言い表すには難しいのですが、とにかく「道に外れている」ようにさえ思っていました。 つづく |